わたし

あなたに言わなきゃいけないことがあるの

いっぱい、いっぱい

これまで話をした

どんな言葉よりも沢山

わたし

あなたに嘘をついていた

その嘘がどんなにあなたを苦しめたのか

それなのに

優しかったあなたに

甘えて

酷いことをしていた

そのことに気がついたのは

あなたを失ったあと

あなたがいなくなって初めて

思い知らされた

本当はあなたをどう思っていたかということ

人種とか、立場とか

そんなものをすべて外した

あなたのこと

なのにあなたはいなかった

だから

あなたの声が聞こえたとき

とてもうれしかった

あなたの私を呼ぶ声が変わらなかったから

あなたにまた会えるかもしれない

そのことが

どんなことよりうれしかったの

もう

帰れないかもしれないけど

でも、あなたに

どうしてもあいたい

あって伝えたい

私の心からの思いを