| 「二人は仲直りした？」 戻って来た少女に問い掛ける。 「ええ。お二人とも意地を張っていただけですから。しっかりと仲直りしていただきましたわ」 くすくすと笑いながら隣に腰を下ろしす。 「やっぱラクスお姉さんには敵わないね」 「お姉さん…ですか？」 「そうだよ。僕たちの中ではラクスが一番年上だからね」 僅か数ヵ月ではあるが。 「そういわれるとちょっと複雑な気分になりますわ」 「なんで？」 「キラにはわからないことです」 ふいっと顔を背けた少女の頬をにキラは指でつつく。 「むくれないで。アスランがカガリと結婚したら本当のお姉さんになるんだから」 「…………それはプロポーズですか？」 「え…あ……」 真っ赤になったキラは口の中で言葉を消化させるばかりだ。 「キラ」 「う…ん、あ…え…と」 「アスランの弟になった方がよろしいのかもしれませんわね」 笑顔で返されキラは言葉を失う。 赤くなったり青くなったりする人に微笑みかける。 「えーと…その」 ゆっくりと手を延ばして自分を見つめる少女を抱き寄せ、そっと耳元に囁きかける。 「いつかきっと…」 二人は笑みを交わすとそっと唇を重ねた。
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| 試しに書いたキララクなんですが、携帯で書いたモノを友人に送ったところ、どこでアスカガになるのかと思ったのに最後までキララクだったと驚かれた作品です（笑） |